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歩いていて、靴の裏に「ねちゃっ」とした感触。
見るとガムがべったり、という経験は誰にでもあるはずです。
無理にこすり取ろうとすると、かえって溝の奥に押し込んでしまうこともあります。
結論から言うと、外出先ならレシートやティッシュの袋に移し取り、家では冷やして固めてから剥がすのが基本です。
剥がした後に残ったカスは油で浮かせ、最後に中性洗剤で洗えば、靴底はきれいに戻ります。
この記事では、ガムを踏んだ時の対処法から、家でできる取り方の手順、固まったガムの落とし方、素材別の注意点まで紹介します。
靴底のガムの取り方早見表
ガムの取り方は、今いる場所とガムの状態で変わります。
まずは自分の状況に合う方法を確認しましょう。
| 状況 | おすすめの方法 |
|---|---|
| 外出先で踏んだばかり | レシートの印字面かティッシュの袋を当てて踏み、ガムを移し取る |
| 家に帰ってから取りたい | 氷や保冷剤で冷やして固め、カードや割り箸で剥がす |
| 時間がたって固まった | しっかり冷やしてから割るように剥がす |
| 溝の奥に入り込んだ | 油を少量なじませてゆるめ、歯ブラシで掻き出す |
| 剥がした後のベタつき・黒い跡 | ガムテープで残りを取り、中性洗剤で洗う |
ガムを踏んだ時の対処法|外出先ですぐできること

ガムを踏んだまま歩き続けると、砂や汚れを巻き込んで黒く固まり、取るのが大変になります。
外出先でも、カバンや財布の中にある物で応急処置ができます。
レシートの印字面を当てて踏む
コンビニやスーパーのレシートは、印字された面がツルツルしています。
この面をガムに当てて、上から体重をかけて踏み、ゆっくり剥がしてみましょう。
靴底のガムが、凹凸のないツルツルした面に移って取れやすくなります。
一度で取れないときは、レシートの別の場所を当てて何度か繰り返します。
踏んですぐのやわらかいガムほど取れやすいので、気づいたら早めに試しましょう。
ティッシュの袋でも代用できる
レシートがないときは、ポケットティッシュの外袋のような、表面がツルツルしたビニールでも代用できます。
袋をガムの上に置いて踏み、ゆっくり剥がすのはレシートと同じです。
使い終わった袋はそのまま丸めて捨てられるので、手も汚れません。
地面や縁石にこすりつけるのは避ける
焦って地面や縁石にこすりつけると、ガムが靴底の溝の奥に押し込まれ、範囲も広がってしまいます。
その場で取りきれないときは、無理をせず家に帰ってから冷やして取るほうが、結果的にきれいに落とせます。
室内に上がる前に、ガムの部分にティッシュを貼っておくと床を汚しません。
家で靴底のガムを取る方法

家で取るなら、「冷やして剥がす」が基本です。
ガムのかむ部分(ガムベース)は、植物性の樹脂や合成樹脂などからできています。
冷えると硬くなって粘り気がなくなるので、靴底から剥がしやすくなります。
次の手順で進めましょう。
手順1:氷や保冷剤で冷やして固める
氷や保冷剤をビニール袋に入れ、ガムに直接当てて数分間冷やします。
表面だけでなく中まで冷えるよう、しっかり当て続けるのがポイントです。
ガムが硬くなり、触ってもベタつかなくなったら剥がすタイミングです。
氷を用意するのが面倒なときは、スポーツ用のコールドスプレーも使えます。
ガムに向けて吹きかけるだけで、手早く冷やせます。
素材によっては変色するおそれもあるので、目立たない場所で試してから使いましょう。
手順2:カードや割り箸で少しずつ剥がす
ガムが固まったら、使わなくなったポイントカードやプラスチックのヘラ、割り箸などで剥がします。
金属のドライバーやカッターは、靴底を傷つけるので避けましょう。
一度に取ろうとせず、端から少しずつ割るように剥がすと、周りを汚さずに済みます。
途中でガムがやわらかくなってきたら、もう一度冷やしてから続けます。
手順3:残ったカスは油で浮かせる
溝に残った細かいカスは、サラダ油やハンドクリームを少量なじませると、ゆるんで取れやすくなります。
古い歯ブラシで軽くこすり、浮いてきたカスをティッシュで拭き取りましょう。
油はつけすぎず、ガムが残っている部分にだけ使うのがコツです。
手順4:中性洗剤で油を洗い流す
油を使った後は、靴底に油が残ったままだと滑りやすくなります。
食器用の中性洗剤を少量つけたブラシで洗い、水で流してから、風通しのよい日陰で乾かしましょう。
最後に洗剤で洗うところまでやって、ガム取りは完了です。
靴全体を洗いたいときは、重曹を使った靴のつけおき洗いも参考にしてください。
固まったガム・溝の奥のガムの落とし方

時間がたってカチカチになったガムや、靴底の深い溝に入り込んだガムは、少し手間がかかります。
状態に合わせて、冷やす方法と油を使う方法を組み合わせましょう。
固まったガムは冷やしてから割る
乾いて固まったガムも、冷やしてもろくすれば剥がせます。
しっかり冷やしてから、カードや割り箸で割るように少しずつ取るのが基本です。
それでも残る部分は、油を少量なじませてゆるめてから取りましょう。
溝の奥は油でゆるめて歯ブラシで掻き出す
靴底の細かい溝の奥に入ったガムは、冷やして剥がすだけでは取りきれないことがあります。
油を少量なじませてガムをゆるめ、歯ブラシやつまようじで掻き出しましょう。
一か所を強くこするより、全体を少しずつ浮かせるほうがきれいに取れます。
最後は、手順4と同じく中性洗剤で油を洗い流します。
靴の素材別の注意点

ガムがついた場所の素材によって、使ってよい方法が変わります。
特に靴底以外についた場合は、素材を傷めないよう注意しましょう。
| 素材 | おすすめの方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| ゴムの靴底 | 冷やして剥がす、残りは油で浮かせる | 油を使った後は必ず洗剤で洗う |
| 革(アッパー) | 冷やして剥がす | 油やアルコールはシミや色落ちの原因になる |
| 布・メッシュ | 冷やして剥がす、残りは中性洗剤で叩き洗い | こすると繊維の奥に広がる |
革靴は油を使わず冷やして取る
革は油やアルコールを吸い込みやすく、シミや色落ちの原因になります。
革の部分についたガムは、冷やして剥がす方法だけで取るのが安心です。
高価な革靴や、取りきれない場合は、無理をせず靴のクリーニングに相談しましょう。
布やメッシュはこすらず叩いて取る
キャンバスやメッシュの靴は、繊維のすき間にガムが入り込みやすい素材です。
まずは冷やして剥がせる部分を取り、残りは裏側にタオルを当てて、中性洗剤をつけたブラシで叩くようにして落とします。
こすると繊維の奥にガムが広がるので、叩いてタオルに移すイメージで進めましょう。
洗濯機で洗う場合の注意点は、靴を洗濯機で洗うときの注意点で紹介しています。
ガムを取った後のベタつき・黒い跡のケア

ガムの塊が取れても、細かいカスや跡が残っていると、また汚れを吸い寄せてしまいます。
最後のひと手間で、靴底をすっきりさせましょう。
細かいカスはガムテープでペタペタ取る
溝に残った小さなカスは、布製のガムテープを指に巻き、何度も押し当てて取ります。
粘着面に細かいカスがくっつくので、こするより確実に取れます。
黒い跡はメラミンスポンジで落とす
ガムを取った後の黒い跡は、ガムに付いていた砂や路面の汚れであることが多いです。
ゴムの靴底なら、水を含ませたメラミンスポンジで軽くこすると落ちやすくなります。
メラミンスポンジは表面を削って汚れを落とすので、革や塗装された部分には使わないようにしましょう。
汚れ防止に防水スプレーをかけておく
きれいになった靴には、防水スプレーをかけておくと、汚れがつきにくくなります。
アッパーを汚れから守る仕上げとして、防水スプレーを習慣にするのがおすすめです。
スプレーをかける頻度は、こちらの記事でまとめています。

よくある質問|靴についたガムのトラブル解決
靴についたガムを取るときによくある疑問をまとめました。
作業を始める前の確認に使ってください。
何日もたったガムでも取れる?
取れます。
固まったガムは冷やすとさらにもろくなるので、冷やしてから割るように剥がしましょう。
残った部分は油でゆるめ、最後に中性洗剤で洗います。
靴ごと冷凍庫に入れてもいい?
靴をポリ袋に入れて冷凍庫で冷やす方法もありますが、食品と同じ場所に靴を入れるのは衛生面で抵抗がある人も多いはずです。
ガムの部分だけを保冷剤やコールドスプレーで冷やせば十分なので、まずはそちらを試しましょう。
除光液やシール剥がしを使ってもいい?
除光液やシール剥がしは、ガムを溶かせる一方で、靴の素材を傷めたり変色させたりするおそれがあります。
まずは冷やす方法と油を使う方法を試し、それでも取れないときだけ目立たない場所で試してから使うようにしましょう。
ガムを取った後、靴底が滑るのはなぜ?
油を使った後に、靴底に油が残っている可能性があります。
油が残った靴底は、雨の日のタイルなどで滑りやすく危険です。
中性洗剤をつけたブラシで洗い直し、しっかり乾かしてから履きましょう。
自分で取れないときはどうする?
革靴のアッパーについたガムや、何度試しても取れないガムは、靴のクリーニングに出す方法があります。
高価な靴ほど、無理に自分で取ろうとせずプロに任せるほうが安心です。
靴のクリーニングの選び方は、こちらの記事で紹介しています。

