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毎日の仕事で履くビジネスシューズ。
「とりあえず黒い靴なら何でもいいだろう」と適当に選んでいませんか?
実は、ビジネスシューズには明確なマナーが存在し、選び方を間違うと相手に失礼な印象を与えてしまうことがあります。
さらに、自分の足に合わない靴を履き続けることは、靴擦れや足の疲れ、さらには腰痛などの原因にもなりかねません。
「マナーを守りつつ、快適に履ける靴が知りたい」
「種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」
そんな悩みを持つあなたのために、この記事ではビジネスシューズの選び方を徹底解説します。
TPOを守ったデザインの選び方から、絶対に失敗しないサイズ計測の方法、そして機能性重視のスペック選びまで、プロの視点で詳しく紹介します。
毎日履く靴だからこそ、妥協せずに選ぶことで、仕事のパフォーマンスも大きく変わるはずです。
ぜひ最後まで読んで、あなたにとっての「運命の一足」を見つけてください。
ビジネスシューズ選びの3大原則|マナー・サイズ・機能性
ビジネスシューズを選ぶ際、絶対に外してはいけない3つの原則があります。
それは「マナー(TPO)」「サイズ(フィット感)」「機能性(快適さ)」の3点です。
どれか一つでも欠けていると、相手に不快感を与えたり、自分自身が辛い思いをしたりすることになります。
まずは、この3大原則の全体像を理解しておきましょう。
TPOとマナーを守って恥をかかない選び方
ビジネスシーンにおける靴選びで最も重要なのは、相手への敬意を表すことです。
靴は「足元を見る」という言葉がある通り、その人の品格や常識を判断される重要なポイントになります。
例えば、冠婚葬祭や重要な商談の場で、カジュアルすぎる靴を履いていくのはマナー違反です。
逆に、内勤やオフィスカジュアルが推奨される職場で、堅苦しすぎるフォーマルシューズを履くのも、少し浮いてしまうかもしれません。
基本となるのは、「紐付きの革靴」です。
その中でも、色やデザインによってフォーマル度は大きく異なります。
| 黒(ブラック) | 最もフォーマル。冠婚葬祭、商談、就職活動など、あらゆるシーンに対応可能。まずは1足持っておくべき色。 |
|---|---|
| 茶(ブラウン) | ややカジュアル。日常のビジネスシーンやジャケパンスタイルに最適。色の濃淡で印象が変わる(濃い方がフォーマル寄り)。 |
デザインについては後ほど詳しく解説しますが、「誰と会うか」「どんな場所に行くか」を常に意識して選ぶことが、恥をかかないための第一歩です。
自分の足に合うサイズを選んで痛みを防ぐ
デザインが良くても、サイズが合っていない靴は「拷問器具」と同じです。
ブカブカの靴は歩きにくく、靴擦れの原因になりますし、きつすぎる靴は血行不良や外反母趾などのトラブルを引き起こします。
特にビジネスシューズなどの革靴は、スニーカーとはサイズ表記の基準が全く異なります。
「普段スニーカーは27cmだから、革靴も27cmで」と選ぶと、大きすぎて失敗することがほとんどです。
自分の足の「実寸(足長)」と「足囲(ワイズ)」を正しく知り、さらに捨て寸(つま先の余裕)を考慮して選ぶ必要があります。
痛くない靴を選ぶことは、仕事の集中力を維持するためにも非常に重要です。
ライフスタイルに合う機能で疲れを軽減する
現代のビジネスシューズは、見た目はクラシックでも、中身はハイテクな機能満載のものが増えています。
- 外回りが多い営業職なら、スニーカーのように歩ける軽量・クッション性タイプ
- 雨の日も自転車通勤するなら、完全防水のゴアテックス搭載モデル
- 足の蒸れが気になるなら、靴底に通気口がある通気性特化モデル
このように、自分の働き方や悩みに合わせた「機能」を選ぶことで、毎日の疲労度を劇的に減らすことができます。
ただ見た目が良いだけでなく、あなたの相棒としてサポートしてくれる機能を持っているかどうかも、重要な選定基準です。
シーン別ビジネスシューズの正解デザインと種類
ビジネスシューズには数多くのデザインがあり、それぞれに適したシーンやマナーが決まっています。
ここでは、代表的なデザインとその特徴、おすすめの着用シーンを解説します。
これさえ押さえておけば、どんな場面でも自信を持って靴を選べるようになります。
最強の1足は内羽根ストレートチップ

もしあなたが「とりあえず失敗しない1足が欲しい」「冠婚葬祭にも使える靴を探している」なら、迷わず選ぶべきなのが「内羽根ストレートチップ」です。
| 内羽根(うちばね) | 靴紐を通す部分(羽根)が甲革と一体化しており、潜り込んでいるデザイン。見た目がすっきりとしていて、最も格式高いとされる。 |
|---|---|
| ストレートチップ | つま先に横一文字の切り替え線(ステッチ)が入ったデザイン。シンプルで誠実な印象を与える。 |
この「内羽根」と「ストレートチップ」を組み合わせた黒の革靴は、ビジネスシューズの中で最もフォーマル度が高く、格式のあるデザインです。
- 就職活動や採用面接
- 重要な商談やプレゼンテーション
- 結婚式(新郎・ゲスト問わず)
- お葬式・法事
これら全てのシーンにおいて、内羽根ストレートチップであればマナー違反になることは絶対にありません。
社会人の身だしなみとして、必ず一足は持っておくべき「最強の1足」と言えます。
つま先に装飾(メダリオン)がない、シンプルなものを選びましょう。
ビジネスで使える紐靴の種類と特徴
内羽根ストレートチップ以外にも、ビジネスシーンで広く使われている紐靴のデザインがあります。
それぞれの特徴と、適したシーンを見ていきましょう。
| プレーントゥ(外羽根) | つま先に装飾や切り替えが一切ないシンプルなデザイン。 羽根が甲革の上に乗っている「外羽根」式が一般的。 内羽根より脱ぎ履きしやすく、活動的な印象。 一般的なビジネスシーン全般におすすめ。 |
|---|---|
| Uチップ / Vチップ | 甲部分にU字またはV字の切り替えステッチがあるデザイン。 カントリーシューズに起源を持ち、ややカジュアルでスポーティな印象。 ジャケパンスタイルや、外回りの多い営業マンに人気。雨に強いモデルも多い。 |
| ウィングチップ | つま先の切り替えが「W」の形(翼のよう)になっているデザイン。 装飾(メダリオン)が施されていることが多く、クラシックで華やか。 おしゃれを楽しみたい日のスーツスタイルや、パーティシーンなどで映える。 |
基本的には「装飾が少ないほどフォーマル」「装飾が多いほどカジュアル」と覚えておけば間違いありません。
毎日のローテーション用としては、プレーントゥやUチップが使いやすくおすすめです。
カジュアルダウンに最適なローファーやモンクストラップ
紐靴以外のデザインも、昨今のビジネスカジュアルの浸透により、広く受け入れられるようになっています。
ただし、紐靴に比べるとカジュアルな位置づけになるため、重要な商談や冠婚葬祭では避けるのが無難です。
| モンクストラップ | 紐ではなく、バックルとベルトで固定するタイプ。 紐靴に次いでフォーマル度が高く、ビジネスシーンでも違和感なく使える。 1つのベルトの「シングルモンク」と、2つの「ダブルモンク」がある。 紐を結ぶ手間がなく、着脱が楽なのがメリット。 |
|---|---|
| ローファー | 靴紐もバックルもなく、スリッポンのように履けるタイプ。 「怠け者」という意味の通り、着脱のしやすさが最大の特徴。 コインローファーやタッセルローファーなどがあるが、あくまでカジュアル寄り。 ジャケパンスタイルやクールビズ、内勤時におすすめ。 |
「今日はデスクワーク中心」「社内の打ち合わせだけ」といった日や、金曜日のカジュアルデーなどに取り入れると、足元の雰囲気が変わり、おしゃれ度がアップします。
ただし、紐靴に比べるとカジュアルな位置づけになるため、重要な商談や冠婚葬祭では避けるのが無難です。
シーン別適合マナー一覧表
ここまで紹介したデザインを、シーン別に「○(最適)」「△(許容範囲)」「×(NG)」で整理しました。
靴選びに迷った際は、この表を参考にしてください。
| デザイン | 冠婚葬祭 | 重要商談 | 一般業務 | ビジカジ |
|---|---|---|---|---|
| 内羽根ストレートチップ(黒) | ○ | ○ | ○ | △(堅すぎる) |
| 内羽根ストレートチップ(茶) | × | △ | ○ | ○ |
| プレーントゥ(外羽根) | △(略礼装なら可) | ○ | ○ | ○ |
| Uチップ / Vチップ | × | △ | ○ | ○ |
| ウィングチップ | ×(二次会は可) | △ | ○ | ○ |
| モンクストラップ | × | △ | ○ | ○ |
| ローファー | × | × | △ | ○ |
※企業風土や業界によっては、よりカジュアルな靴が許容される場合もありますが、基本のマナーとして上記を理解しておくと安心です。
スニーカーと同じはNG!正しいサイズ選びと測り方
「かっこいい靴を買ったのに、足が痛くて履けない」
このような失敗の多くは、サイズ選びの間違いが原因です。
特に重要なのは、「スニーカーと同じ感覚で選ばない」ことです。
革靴は捨て寸が命!スニーカーサイズとの違い
普段スニーカーで27.0cmを履いている人が、革靴でも27.0cmを選ぶと、間違いなく「大きすぎ」ます。
その理由は、サイズ表記の基準が異なるからです。
- スニーカーのサイズ:靴の中に「捨て寸(つま先の余裕)」を含んだ表記になっていないことが多い、またはクッション材の厚み分だけ大きく作られている。
- 革靴のサイズ:足の実寸(足長)に合わせて作られており、靴自体には既に「捨て寸」が含まれている。
つまり、足の実寸が26.0cmの人の場合、革靴は「26.0cm」を選べば、自動的につま先に1〜1.5cm程度の余裕(捨て寸)が生まれる設計になっています。
この状態でスニーカーと同じ27.0cmを選んでしまうと、捨て寸が過剰になり、歩くたびに踵がパカパカ浮いてしまうのです。
一般的に、革靴のサイズは「スニーカーのサイズマイナス1.0cm〜1.5cm」を目安にすると良いと言われています。
(例:スニーカー27.0cm → 革靴25.5cm〜26.0cm)

足の幅(ワイズ)と甲の高さもチェックする
足の長さ(足長)だけでなく、足の幅(ワイズ・足囲)と甲の高さもフィット感に大きく影響します。
日本の革靴は「EEE(3E)」などの幅広設計が多いですが、海外ブランドの靴は細身(DやE)のものも多くあります。
- 幅がきつい場合:小指や親指の付け根が圧迫され、外反母趾や靴擦れの原因になる。
- 幅がゆるい場合:足が靴の中で前滑りしてしまい、指先が詰まって痛くなる。
「きついからサイズ(縦の長さ)を上げる」のではなく、「ワイズ(横幅)の広いモデルを選ぶ」のが正解です。
また、日本人は「甲高幅広」が多いと言われますが、人によって異なります。
紐靴(特に外羽根式)であれば、紐の締め具合で甲の高さはある程度調整できますが、ローファーなどの紐がない靴は調整が効かないため、よりシビアなサイズ選びが求められます。
夕方の試着がおすすめ?購入時のフィッティング手順

「靴を買うなら夕方が良い」という話を聞いたことはありませんか?
これは、人間の足は朝起きてから夕方にかけて、重力や水分の影響でむくみ、少し大きくなる傾向があるためです。
個人差はありますが、最も足がむくんでいる夕方に試着して合わせておけば、「朝はぴったりだったのに、夕方になったらきつくて痛い」という事態を防ぐことができます。
試着の際は、以下の手順でチェックしましょう。
- 踵(かかと)を合わせる:靴紐を十分に緩めて足を入れ、踵をトントンと地面に打ち付けて後ろに合わせます。つま先で合わせるのはNGです。
- 紐を締める:踵を合わせた状態で、つま先側から順番に紐を締めていきます。足の甲がしっかりと固定される感覚を確認します。
- 捨て寸の確認:直立した状態で、つま先に1.0cm〜1.5cm程度の余裕があるか確認します。指が自由に動かせるのが理想です。
- トップライン(履き口)の確認:くるぶしが履き口に当たっていないか確認します。当たっていると靴擦れします。また、踵が浮かないかもチェックします。
- ボールジョイントの確認:足の親指と小指の付け根(一番出っ張っている部分)が、靴の最も幅の広い部分と合っているか確認します。
- 両足で歩く:必ず両足履いて、店内を少し歩いてみます。片足だけでは分かりません。
毎日の通勤を快適にする機能性とスペックの選び方
デザインとサイズが決まったら、最後は「機能性」です。
最新のビジネスシューズは、スポーツシューズメーカーが開発したものや、素材にこだわったものが多数登場しています。
自分の悩みや使用シーンに合わせて、最適な機能を選びましょう。
雨の日も安心できる防水・撥水素材のメリット

外回りや通勤で雨に降られた時、靴の中に水が染み込んでくると、不快なだけでなく足が一気に冷えてしまいます。
また、濡れた革靴をそのままにしておくと、カビやシミの原因にもなります。
そこでおすすめなのが、「防水・撥水」機能を持ったビジネスシューズです。
| ゴアテックス(GORE-TEX) | 防水耐久性、防風性、透湿性を兼ね備えた高機能素材。 外部からの水は通さず、内部の湿気(水蒸気)は逃がすため、雨の日でも蒸れにくい。 価格はやや高めだが、性能は折り紙付き。 |
|---|---|
| 撥水加工レザー | 革の表面に撥水加工を施したもの。 完全防水ではないが、多少の雨なら弾いてくれる。 定期的に防水スプレーでメンテナンスすることで効果が長持ちする。 |
「雨の日用」として1足持っておくと、梅雨の時期や台風シーズンに大活躍します。

蒸れを防ぐ通気性・透湿性で臭い対策
足の裏は1日にコップ1杯分の汗をかくと言われています。
革靴は気密性が高いため、長時間履いていると湿度が高くなり、強烈な臭いの原因になります。
デスクワークで長時間靴を履きっぱなしの人や、夏場の蒸れが気になる人は、「通気性」に特化した靴を選びましょう。
- 通気ソール:靴底に通気孔(ベンチレーション)が空いており、空気の循環を促すタイプ。水が入らないよう透湿防水膜と組み合わせたものもある。
- クールマックス等の機能性裏地:吸汗速乾性に優れた素材を内側に使用し、サラッとした履き心地を保つ。
蒸れを防ぐことは、不快感の解消だけでなく、水虫の予防や靴の寿命を延ばすことにも繋がります。
歩きやすさ重視なら軽量・クッション性ソール
「革靴は重くて硬い」というのは一昔前の話です。
最近では、「スニーカーのような履き心地」を謳うビジネスシューズが人気を集めています。
- 軽量ソール:発泡ラバーやEVA素材など、スニーカーに使われる軽い素材を靴底に使用。足を持ち上げる負担を軽減。
- クッションインソール:立体成型のカップインソールや、衝撃吸収材を搭載。着地時の衝撃を和らげ、膝や腰への負担を減らす。
- 屈曲性(フレックス):歩行時の足の動きに合わせて靴底が柔らかく曲がる設計。蹴り出しがスムーズになる。
活動量の多い営業職の方や、立ち仕事が多い方には、こうした「テクシーリュクス(アシックス商事)」や「ランウォーク(アシックス)」のようなハイテク系ビジネスシューズが特におすすめです。
コスパ最強?本革と合皮のメリット・デメリット
素材選びも重要です。主に「本革(天然皮革)」と「合皮(合成皮革)」の2種類があります。
それぞれの特徴を理解して選びましょう。
| 素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 本革(天然皮革) | ・足に馴染んで伸びるため、履き心地が良い ・通気性が比較的高く、蒸れにくい ・手入れをすれば10年以上履ける(経年変化を楽しめる) ・高級感がある |
・水に弱く、雨の日に履くとシミになりやすい ・定期的なクリーム塗布などの手入れが必要 ・価格が比較的高い |
| 合皮(合成皮革) | ・水や汚れに強く、雨の日も気兼ねなく履ける ・手入れがほとんど不要(拭くだけでOK) ・価格が安い(数千円〜) ・品質が均一 |
・伸びないため、足に馴染みにくい(サイズ選びがシビア) ・通気性が悪く、蒸れやすい ・経年劣化(加水分解)で表面がボロボロになる(寿命は2〜3年) ・安っぽく見えることがある |
結論として、「長く大切に履きたいなら本革」「雨の日用や安さ重視なら合皮」という使い分けがおすすめです。
メインの1足目には、足馴染みが良く疲れにくい本革を選ぶことを強く推奨します。
スーツ以外に合わせるビジカジ靴の選び方
近年、「オフィスカジュアル」「ビジネスカジュアル」を取り入れる企業が増えています。
スーツ不要の職場でも、社会人として恥ずかしくない足元を演出するためのポイントを解説します。
ジャケパンスタイルに合う靴の条件
ジャケット×パンツのスタイルには、かっちりしすぎず、ラフすぎないバランスが求められます。
黒の内羽根ストレートチップでは足元だけ重くなりすぎるため、少しだけカジュアルな要素を取り入れるのがコツです。
- 色で遊ぶ:ダークブラウンやライトブラウンを選ぶと、軽やかな印象になります。
- デザインで遊ぶ:Uチップ、ローファー、モンクストラップなどが相性抜群です。
- 素材で遊ぶ:スエード素材の靴も、ジャケパンスタイルには非常によくマッチします。温かみがあり、上品なカジュアルさを演出できます。
ビジネススニーカーの許容範囲と選び方
「通勤はスニーカーOK」という職場も増えていますが、休日に履くようなカラフルなハイテクスニーカーはNGな場合が多いです。
ビジネスシーンで許容されるスニーカー(ビジネススニーカー)の条件は以下の通りです。
- 素材はレザー(本革・合皮):キャンバスやメッシュ素材よりも、レザー製の方がきちんと感が出ます。
- 色はモノトーン:黒、白、ダークブラウン、ネイビーなどの単色が基本。派手なロゴやネオンカラーは避けます。
- フォルムは細身:ダッドスニーカーのようなボリュームのあるものではなく、革靴に近い細身のシルエットのものを選びましょう。
「スタンスミス(アディダス)」や「オールスター クップ(コンバース)」のような、シンプルでミニマルなレザースニーカーが代表的です。
クールビズ・ウォームビズでの足元マナー
季節に合わせた装いをする際も、足元のマナーには注意が必要です。
- クールビズ(夏):ノーネクタイ・ノージャケットでも、足元は基本的に革靴です。ローファーなどのスリッポンタイプは涼しげでおすすめですが、ショートソックスを履いて「素足履き風」に見せる際は、肌の露出が増えすぎないよう注意しましょう。ビジネスサンダルは、社内履き以外では避けるべきです。
- ウォームビズ(冬):ブーツタイプ(チャッカブーツなど)は、裾から見える範囲であれば革靴のように見え、防寒性も高いためビジカジとして優秀です。ただし、脱ぐ機会がある場所では着脱に時間がかかる点に注意が必要です。
長く履くために購入直後にすべきメンテナンス
お気に入りのビジネスシューズを見つけたら、できるだけ長くきれいに履きたいものです。
実は、靴の寿命は「履き下ろす前のこの工程」で決まると言っても過言ではありません。
履き下ろし前のプレメンテナンス

新品の革靴は、製造から店頭に並ぶまでの間に革が乾燥してしまっていることが多いです。
乾燥した状態でいきなり履き始めると、深いシワが入ったり、ひび割れの原因になったりします。
購入したら、履き下ろす前に以下の「プレメンテナンス」を行いましょう。
- ブラシでホコリを落とす。
- 古いクリームをリムーバーで落とす(新品でも保護液などが付いている場合があるため)。
- デリケートクリームや乳化性クリームを塗り込み、革に水分と油分を補給する。
- 豚毛ブラシでブラッシングして馴染ませ、布で磨き上げる。
- 必要であれば防水スプレーをかける。
まずは基本のケアセットを揃えておくと安心です。
これだけで革が柔軟になり、足馴染みが良くなるだけでなく、傷や汚れからも守ってくれます。

1日履いたら2日休ませるローテーションの重要性
どんなに良い靴でも、毎日連続で履き続けるとすぐにダメになります。
前述の通り、足は大量の汗をかきます。靴が吸収した水分が完全に乾くには、丸1日〜2日かかると言われています。
湿気が残ったまま履き続けると、革がふやけて変形したり、雑菌が繁殖して悪臭の原因になったりします。
これを防ぐための鉄則が「1日履いたら2日休ませる」ことです。
最低でも3足のビジネスシューズを用意し、ローテーションして履くことで、1足あたりの寿命は驚くほど伸びます。
「3足買うのは高い」と思うかもしれませんが、1足を半年で履き潰して買い換えるより、3足をローテーションして3年以上履く方が、長期的にはコストパフォーマンスが良いのです。

形崩れを防ぐシューキーパーの使い方
脱いだ後の靴には、必ず「シューキーパー(シューツリー)」を入れましょう。
シューキーパーには以下の役割があります。
- 形崩れの防止:歩行によって曲がったソールや、甲の履きジワを伸ばし、本来の美しいフォルムを保つ。
- 湿気の除去:木製(特にシダーウッド製)のものは、靴内部の湿気を吸い取り、消臭・殺菌効果も期待できる。
プラスチック製のものでも形崩れ防止にはなりますが、吸湿性を考えると木製のものがベストです。
帰宅してすぐにシューキーパーを入れる習慣をつけるだけで、靴の若々しさが全く違ってきます。
おすすめのビジネスシューズブランド
世界各国に歴史ある革靴ブランドがあり、我々の日本でもたくさんのブランドが存在します。
だからこそどのブランドを選べばいいのかわからないと悩む人が多いです。
私のおすすめするブランドを年代別に紹介しますので参考にしてみて下さい。
またどんな年代でもおすすめできるブランドも紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
年代別おすすめブランド
あまりに高価なものは顰蹙を買ってしまったり、ブランドの印象から年不相応になってしまうなど、ブランドを選ぶ基準がわからないといった声をよく耳にします。
それぞれの年齢にあったブランドを価格帯や与える印象を基に紹介します。
20代におすすめのビジネスシューズブランド【スコッチグレイン】
20代は社会人になったばかりの人も多く、初めての1足を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
これから活躍する20代の方には革靴の登竜門とも呼ばれる「スコッチグレイン」がおすすめです。
日本製で日本人の足にあった設計はもちろん、製品クオリティが高い上に2万円台から購入できるというリーズナブルさがおすすめの大きな理由です。
30代におすすめのビジネスシューズブランド【オールデン】
ビジネスシューズに履き慣れてきて、足元を気遣えるようになってきた30代には「オールデン」がおすすめです。
アメリカの高級ブランドのオールデンは革靴の王様とも呼ばれており、最上級の革を使用したブランドです。
1884年に設立され革靴ブランドの中でもトップクラスの歴史を持っています。
使用するほど味が出るため、愛好家が多いのも特徴です。
40代におすすめのビジネスシューズブランド【エドワードグリーン】
社会的にもベテランの立場になってきている40代には、ジェントルマンの語源でもあるイギリス最高峰の革靴ブランド「エドワードグリーン」がおすすめです。
歴史も深く、愛好家だけでなく靴職人までもが絶賛するクオリティです。
年を重ねたからこそ履きこなせる高級ブランドです。
50代におすすめのビジネスシューズブランド【ジョンロブ】
社会的にも立場が上になっているであろう50代の方には、革靴ブランドの頂点とも言われる「ジョンロブ」がおすすめです。
20代や30代の方には手が伸ばせないような価格であり、履きこなせるようなものでもありません。
一生物と言える様な一品の数々が揃っています。
迷ったらこのブランド
プレゼントでビジネスシューズを選んだり、どれを買っていいかわからない人には、「リーガル」や「クラークス」がおすすめです。
どちらも幅広い年代の方に支持されています。
圧倒的な知名度【リーガル】
誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
本格的なビジネスシューズを購入しやすい金額で取り扱っており、革靴のベテランさんからこれから革靴を使う若い方まで、幅広い年齢層に人気のブランドです。
国産の革靴で日本人のために設計されており、履きやすさにも定評があります。
また、修理や交換などのアフターサービスが充実している点も、高い支持を受けている理由でしょう。
抜群の機能性【クラークス】
世界のカジュアルシューズの原点にもなっているイギリスの革靴ブランドです。
歴史も長くリーガルと並ぶ幅広い年齢層に支持されるブランドです。
特徴はなんといっても履き心地の良さです。
機能性の高いビジネスシューズを選ぶのであればクラークスで間違いありません。
よくある質問|ビジネスシューズ選びのトラブル解決
最後に、ビジネスシューズ選びや日々の着用でよくある疑問・トラブルについて回答します。
冠婚葬祭とビジネス兼用できる靴はありますか?
はい、「黒の内羽根ストレートチップ」であれば、冠婚葬祭(結婚式・お葬式)からビジネス全般まで、全てに兼用可能です。
これ以外のデザイン(プレーントゥやモンクストラップなど)は、厳密なマナーとしてはお葬式などの弔事には不向きとされることが多いです。
最初の一足、または万能な一足を持っておきたい場合は、迷わず黒の内羽根ストレートチップを選びましょう。
茶色の靴はビジネスで失礼になりますか?
基本的には失礼にはあたりませんが、シーンによります。
日常の業務や一般的な商談であれば、茶色の靴は全く問題ありませんし、むしろスーツスタイルのアクセントとして好印象です。
ただし、非常に堅い業界(金融・公務員など)や、謝罪にお伺いする場合、厳格な式典などでは、黒を選んだ方が無難で安心です。
色のトーンが暗い(ダークブラウン)ほどフォーマル寄り、明るい(ライトブラウン)ほどカジュアル寄りになります。
靴擦れしてしまった時の応急処置は?
外出先で靴擦れしてしまった場合は、無理に歩き続けず、早めの処置が大切です。
コンビニやドラッグストアで「絆創膏」を購入し、患部に貼って摩擦を防ぎましょう。靴擦れ専用のパッドがあればベストです。
また、靴の踵(かかと)部分に貼るパッドや、厚手の靴下に履き替えることでも一時的に痛みを軽減できます。
帰宅後は、傷口を清潔にし、靴のサイズが合っているか(大きすぎて動いていないか等)を再確認してください。

安い靴と高い靴は何が一番違いますか?
最も大きな違いは「使われている革の質」と「製法(作り)」です。
高い靴(3万円〜)は、きめ細かくしなやかな革を使用しており、足馴染みが良く、磨けば光る美しい経年変化を楽しめます。また、ソール交換が可能な製法(グッドイヤーウェルト製法など)で作られていることが多く、修理しながら10年以上履くことができます。
安い靴(〜1万円)は、革が硬かったり合皮だったりすることが多く、ソール交換ができないセメント製法が一般的です。使い捨てに近い感覚になりますが、雨の日用などには適しています。
何足持っていればローテーションできますか?
最低「3足」あれば、理想的なローテーション(中2日空ける)が組めます。
例えば、以下のような組み合わせがおすすめです。
- 黒の内羽根ストレートチップ(勝負靴・フォーマル用)
- 黒のプレーントゥ または モンクストラップ(日常用・雨の日用など機能性重視)
- 茶色のUチップ または ローファー(カジュアル・晴れの日用)
これで、TPOに合わせつつ、靴を休ませながら運用することができます。もう1〜2足加われば、さらに盤石です。
